Archive for May 2007

25 May

IT時代はいい時代?


NHKハイビジョンで放送の[100年インタビュー]「世界的建築家/安藤忠雄ができるまで」を見て感動。

最近思うことがある。
ここのところのIT時代と言われるデジタル化された情報社会に、
人々のコミュニケーション不足がよく指摘されているよね。
たしかに携帯やパソコンの情報は多く、大抵の知りたい情報がすぐ手に取ることが出来る便利な世の中だ。
ところがあまりにも便利になりすぎ、本で調べたり人に聞くと言った行為が無くなり、
それがコミュニケーションの不足へと繋がっているのかもしれない。(安藤氏も同じ意見らしい)
だがオイラはデジタル化社会の良い面もあるのではと考える。
それは今日見た100年インタビューで感じたことなんだが、
つい昔は、著名人の話は本で読んだりして知ることが出来た。
それが今では、著名人その人が・その人の声で・その人の話を聞くことが出来るようになった。
まあTVで著名人が話をするのは過去にもあったが、
”ぼけぼけ”の映像で、なおかつ”もごもご”した声じゃ、全然こっちに伝わらない。
最近は、デジタルハイビジョンの毛穴まで見えそうな映像に、臨場感ある声で聞くことが出来るもんで、
ホントにそばで話を聞いているような感覚にさえなる。
これって昔から考えたらスゴイ事だよね。
家にいながら、講演会に行き、著名人その目の前で話を聞いてるって事だもんね。

100年インタビューに戻るが、安藤忠雄は話が上手く面白い。
自分は高卒であり、学歴社会に適合しない人間で、そもそも学歴社会は悪だと言い切る。
そんな安藤氏はパソコンは使わず、FAXも持たず、携帯もかかってくるだけのものだと言い切る。
あれほどの世界的建築家安藤氏が近代的便利品は使わず、
彼の頭と足だけで設計・デザインをこなしているとは驚きだ。
まあそもそも自然と調和した環境空間まで建築してしまう彼には、
便利なものほど設計の邪魔なのかもしれないが。

また彼は環境保全にも力をそそいでいる。
「環境を大事に」と普通の人が言うと何となく偽善っぽく聞こえるが、
安藤氏が言うと普通に聞こえるのは、自然と建築の両立という相反することを仕事にする、
安藤氏ならではの声だからなのだろう。

坪倉アナも言ってたが、彼みたいな人が総理大臣になったら確実に日本は変わるだろう。
少なくとも無駄な公共事業はなくなり日本、特に都心部の景観は確実に変わるはずだ。

02:18:00 | handclap | No comments |

21 May

フラガール


去年の映画賞を総なめにした映画[フラガール]は皆さん当然知ってますよね。
「面白い!泣かせる!」と、いろんな批評は聞いてましたが、
さすがに映画館には行けず、また家でカウチポテトです。
実は不覚にも感動しました。
不覚というのも、映画を見る前から内容が見えたような感じがし、
スイングガールズ]のフラダンス版としか思ってなかったからです。
もちろん全体的にはドングリの背比べ。
2本とも過去の日本映画に比べれば、よくストーリーも演出も考えられてはいるんだが、
どうしても予算のチープさが感じられるのが残念。(日本映画の克服できない現実)
でも、その予算の無さが演出に力が入る要因になってるのも事実。
じゃぁ何が感動なのかといえば、地方の貧しい現状を打破するために奮闘する、
生まれ育ったこの街が大好きな人々の、切実なる思いと行動に感動しました。
武士の一分]のコメントでも話しましたが、
過疎化する故郷をなんとか元気にしようとする地域の頑張りが、オイラには感動を呼びます。
地域は一部の利権者や政治家のためにあるのではなく、そこに住む住民全ての利益のためにあるんです。
そのためには住民全員が足並みを揃え、そこに住み続ける子供たちのために今!考えないといけない。
そんな当たり前なことを考えさせられた映画でした。
(しかしトヨ○ツって相変わらず大根なのはなぜ!)

03:04:06 | handclap | No comments |

15 May

美味いもの持ち帰り


今日のご紹介は、先日連休に帰省した時の戦利品?要はお土産です。
お土産とはいえ、全てオカンが用意してくれたもの。
ホント毎回スイマセン。

まずは、オカンが必ずといっていいほど持たしてくれる[スジコ]です。



近所の水産加工業者から買っておいてくれるんでが、これがまた半端な量じゃない!
大降りのスジコが20本ぐらいあります。
いくらなんでも食いきれない?いやいや心配なく。
スジコは一本一本ラップに包んで冷凍すれば数ヶ月は持ちます。
まあ数ヶ月もかからず、たいらげてしまうんですが。
これを熱々のごはんに乗っけていただく。
(ご飯も親類の農家のおじさんに、もみ付で頂いたものを精米したてでオカンが送ってくれるのだ)
今回は帰省時に新潟の知り合いにもらった、「自家製米」をほおばる。

当然ご飯となれば、みそ汁が欲しくなりますよね。
続いては、オカンのお土産の甘エビを刺身でいただいた後に残る
[甘エビの頭のみそ汁]なのです。
ちなみに甘エビは以前紹介しましたが、これも冷凍でしばらくもちます。



頭なんて普通なら捨てそうですが、そんなもったいない!
甘エビの頭から出るダシは、蟹にも負けない濃厚な味です。
そんな頭の中のみそをチュ〜チュ〜吸い出しながらいただきます。う〜幸せ!

最後に、唯一オイラが東京の友人に買ってくる定番のお土産が[花塩・藻塩]です。



隣町新潟県の日本海で作られる天然の塩なのですが、
甘味が強くマイルドでイガイガしない、絶品の塩なのです。
何度かTVでも紹介されてましたから、知ってる人も多いはず。
ミネラル豊富な藻塩がお勧めです。この塩があれば料理の幅も広がりますよ。

うちの社員もこの塩で料理上手になりました。
(えっ!あいつ料理なんかしたっけ?)

03:50:08 | handclap | No comments |

06 May

美味いもの求めて帰郷


連休、心とお腹を癒しに田舎へ。
一人残すオカンが、ご馳走作って迎えてくれました。
連休は漁師もお休みで、あんまり期待できるほどの美味いもんは無いのですが、
そんな中、近所のおかあちゃんに差し入れを頂きました。
最初の紹介は、そんな差し入れ[ホッケのつみれ汁]です。



捕れたてのホッケのつみれを、タマネギとじゃがいもを具に、味噌仕立てで煮たお汁です。
ホッケのダシがいい香りを醸し出す一品。
味がぎゅ〜と詰まってて、ものすごく美味しいのです。

続いては、この時期いろんな種類が採れる山菜の中でも、
地元でポピュラーな[しどけ菜のおひたし]です。



正直言いますと山菜は苦手なんですが、嫁は美味そうに食ってます。
田舎ではこの他に数多くの山菜が、秋までの間一杯採れます。

次の紹介は[有機栽培の絹豆腐]です。




淡泊な中に豆の香りがほんのり香る豆腐で、ものすごく滑らかな舌触りが特長です。
今日は納豆と合わせていただきます。名付けて「親子豆腐」。
田舎の豆腐はなぜか袋に丸い(円柱)形で売られています。
夏に冷奴にしたら絶品ですよ。

最後はオカンの得意料理[蒸し玉子]なのですが、実はこの料理の名前は不明なのです。



親父のお袋、ばあちゃんが生前よく作っていた料理を、今はオカンが受け継いでいます。
わが家の伝統料理なので、嫁もオカンに教わってるようです。
この料理はお祝い事(正月やお祭り)によく作ります。
要は、滑らかな卵焼きと言えば分かってもらえるかな。
こした玉子に酒と砂糖を入れ、蒸し上げたものです。
とても優しい味で、「あ〜わが家に帰ったな」って気にさせてくれる一品です。

連休も蟹や甘エビを用意して待っててくれたオカン、ありがとう。
そしてご馳走さま。

06:22:12 | handclap | No comments |