Archive for November 2007

24 November

北じゃ大雪、シーズン到来!


各地のスキー場は血相変えてオープン。
こんな時期に滑れるなんて、やっぱ異常気象なのだろう。
けどニュースを見た限りでは今シーズンのスキー場は、原油関連の値上がりで死活問題らしい。
リフトや暖房機器、そして雪上車と油を使うことが多いのが原因らしいのだが。
またスキー用品も軒並み値上げらしい。
唯一のレジャーだが、今シーズンはあまりボードに行けそうもない。
原油価格の高騰ではなく、仕事が無いのが原因。
今月の売り上げが2月3月に響くからだ。
先シーズンは豪勢なボード旅行しまくりだったのに、あまりにも悲しいシーズンになりそうです。

23:54:58 | handclap | 4 comments |

23 November

現代に通じる「鬼十則」


「鬼十則」。知る人ぞ知る、電通の4代目社長吉田秀雄によって1951年につくられた電通社員、
通称「電通マン」の行動規範とも言える非常に有名な社訓である。
以前からこの社訓の存在は知ってはいたが、改めて読むと現代(特に近年)に精通する言葉だと感心させられる。
植田正也/著[電通「鬼十則」広告の鬼吉田秀雄からのメッセージ]を読んでの感想なんだが、
とりあえずその「鬼十則」を読んで欲しい。

1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

近年、フリーターだのニートだの就業意欲の無い若者が多い中、
過去の終身雇用時代に、すでにこんな的確な言葉を発する熱血社長がいたとは驚きだ。
もしかしたら近年のこの状況が来ることを、予測出来ていたのではと思えるほどだ。
というぐらい、仕事しない就職しない若者にこの十則をしっかり肝に銘じ読んで欲しいと思う。

オイラと言えば、十則の大半をクリア出来てると自負するが、3.の大きな仕事はしてないかな〜…と
10.の摩擦は怖れてるな〜特に社員との…。思いっきり卑屈未練になってるし。

気合い入れ直して、頑張っていい仕事しないとな。

04:35:16 | handclap | 2 comments |

17 November

ボンボン


今回紹介する映画は[ボンボン]、2004年公開のアルゼンチン映画です。
ボンボンとは、なに苦労せずのほほ〜んと生きてきたオイラみたいな奴のお話ではなく、
[ボンボン・オ・ルシアン]っていう名の犬のお話。犬種名ドゴ アルヘンティーノという獣猟犬である。

ストーリーは、何をやっても世界一ツイテないオヤジが、
ひょんな事から見た目不細工だがとても愛嬌があるお犬様ボンボンを、
ある家族に無理やり押し付けられてしまうことから始まる。
無口で人の言うことを何でも信用してしまうオヤジが、ボンボンで一獲千金を狙うが失敗。
けどそんなボンボンとの生活で徐々に生きる気力を取り戻すオヤジ、アルゼンチン版[わらしべ長者]なのです。
世界最速のインディアン]でも気がついたが、この映画にも誰一人悪人が登場しない。
いい人ばっかな映画は、見ていて気持ちが安らぐ。
パタゴニアの地に住む心優しい住人達が、見る人を優しい気持ちにさせてくれる映画なのだ。
驚いたことに、この映画のキャストは全て素人(グラシエリタ役の女の子はプロ)なんだって。
だからか、映画自体が自然でスローに流れてくようだ。画面に気負いがないのである。
ペットを飼うことに責任すら持てないような人達に、是非見て欲しい映画です。

「人生いいことなんてないや…」って、腐ってばっかいても始まらない。
どんな出会いでもいいから機会を大事にし、生きる気力に変える「愛」と出会うべきだね。
ボンボンみたいな出会いなら、是非出会ってみたいオイラです。が、愛嬌のない不細工は勘弁!

06:11:58 | handclap | 3 comments |

16 November

整理術でいいデザイナー


最近暇でなんか秋だし、読書でもと思い本屋へ。

店頭平積みで気になる本を発見。「佐藤可士和の超整理術」って本だが、可士和初の著書らしい。
なぜこの本が目に止まったのか?
同じアートディレクターとしての教本ではなく、「整理」って文字に反応したせいである。
オイラは常々、「グラフィックデザインを志す者として、当然必要な要素とは[整理]である」を持論にしてきた。
オイラが多摩美の専門で講師をしていた頃からの持論である。
というか、自分でも恐ろしいぐらいの潔癖症が原因してるのだが。

整理(ここで言う整理は整理整頓の意味)出来ない人間って、多分どんな仕事でも中途半端な人間が多いと思う。
特にデザインを職業とする人間には致命傷と言っても過言じゃない。

もちろん可士和の本にも同じことが書いてあるんだが、可士和論的に一歩進めて考えると、
整理できない人間は企業と社会とのコミュニケーションの取り方が下手で、
整理し無駄を省く作業(この場合企画立案等)に不慣れだと言うわけ。
オイラもまったく同意見だ。
またそんなデザイナーがやたら多いのも、そう思わなければならない要因の一つだ。
クライアントの事務所に打合せに行くと必ずといっていいほど目にする光景が、資料山積みの机と、
誰が使ってたのって聞きたくなるような、占領されたミーティングテーブル。
このゴミ(いくら資料だと言われてもオイラにはゴミにしか見えない)が周りにある限りは、
きっと、いいデザインやアイデアが頭の中に存在するはずがない。
だからオイラの会社は見事に整理されております。来客者は驚いて、オイラは満足。

パソコンのファインダの整理しかり、可士和と同意見だ。
彼の会社では毎月曜の午前中に、社員全員でパソコンのファインダ整理をするらしい。
もちろん綺麗に整理されるまで延々続けられるらしいが。
我社のパソコンも[サムライ]同様きっちり整理されてますよ。社長自ら整理してますから。

オイラの会社じゃ彼みたいなブランドイメージ訴求広告は作れてないが、小さい広告媒体だって考え方は同じ、
整理そのものが発想の手助けをしてくれるし、そしてクライアントの欲しいと思う欲求がおのずと見えてくる。

「アートな人間は乱雑なんだ!」なんて考えは20年遅れてますよ。
そんなデザイナーは一度、修行僧となり山寺にでもこもってみましょう。きっといいデザイナーになれるはずです。

04:26:30 | handclap | 2 comments |

08 November

暇で暇で


気がついたら今週、なに一つ仕事してない!
一年に一度や二度は、ポッカリ暇になる時があるんだが、この時期は珍しい。
忙しい時には「も〜いい加減にしてくれ!」ってな気持ちになるのに、
暇な時って忙しい時の感情などつい忘れ「も〜いい加減に仕事くれ!」ってな気持ちになるもんだ。
まあ焦らず、普段出来ないことでもやろうと考えてますが、根っから仕事人間のオイラ、
やっぱ仕事無いと辛いね〜!

どうも原因はアネハ事件以来、建築確認の承認が厳しくなり、
新規の物件が施工されない現状があり、そのせいで広告を作れないみたいだ。
まあ、ここんとこの新規物件の過剰な建築ラッシュの反動とかもあるんだろうけど。
オイラの会社は不動産広告の仕事が多く、割を食ってる現状かな?

一時期は不動産広告で潤った経路があり業界に感謝はしてるが、
時代に敏感に反応するといった部分では、迷惑も多々あった。
急に広告打ち切りとか、値段が異常に格安に…とか。
そろそろ不動産広告以外の仕事に戻ろうかって考える今日この頃です。

なんか、おもろいデザインのお仕事あったらオイラをご指名に!!

03:30:34 | handclap | 2 comments |