Archive for July 2009

29 July

今の業界


先日のブログの続き、
「時代がそうさせているのだろうが、オイラの仕事も少しずつ人情が薄れてきている。
この話は（愚痴が）長くなるので今度また…。 」
にお答えします。
がっ！その前にオイラの話を聞くよりもっといい方法が…
ビー・エヌ・エヌ新社発刊「デザイン業界はこれからどうなるのか」（著者：山名一郎）を、
是非読んでいただきたい。

ブログを初めて数年もの間、常々オイラが書いてきた内容（言いたかったこと）が、
分かりやすく書いてあります。
この業界の膿を出すべく、特に若いデザイナーや代理店の営業に読んでいただきたい。
きっと未来無きこの業界の行く末を、感じ取れることと思います。
もちろんその後に改善をしなくてはいけない、未来のために…
そう思い行動する業界の若者に期待したい。


15:18:52 | handclap | No comments |

05 July

今の原宿


オイラが上京した30年前、まだ原宿には原宿の中心というべき建物であったセントラルアパートがあった。
文化人が多く住むアパートで、有名人も多く住んでいた。
この頃の原宿は写真家、デザイナーや編集者が事務所を構え、活気に満ち満ちていた時代であった。
2003年同潤会アパートも解体され、あれから原宿は大きく変ってしまったね。

今日はヒストリーチャンネル［時代の響き］で見た高橋 靖子さんのドキュメントについてお話したい。
スタイリスト界の先駆者として、40年に渡り広告やCMの第一線で活躍してきた高橋 靖子（愛称：ヤッコさん）さん。
彼女の事は、姉がファッションデザイナーをしてた頃から知ってはいたし、何度か街（原宿）で見かけてはいた。
いつもニコニコの笑顔が素敵な女性だ。
そんな彼女の半生をTVで見て、良き時代の原宿を思い出させていただいた。
ここのところの原宿は、商業ベースの乱列したビルが多く建ち並び、
昔ながらの下町さや人懐っこい人情味溢れる人達が少しずつ消え始めている。
とても残念な気持ちになる。
時代がそうさせているのだろうが、オイラの仕事も少しずつ人情が薄れてきている。
この話は（愚痴が）長くなるので今度また…。

そんなヤッコさんの話で気になった…いや、感銘した言葉が…
「今までは、大勢の最高の仲間といつも一緒に居てこれたが、これからは一人で生きていく事に専念したい…
孤独と向かい合って行きたい。そんな気持ちになってきた」との言葉。
オイラも同じだと思った。
よい仲間はいつもそばにいてくれるが、年をとると仲間との時間より自分の時間が、生き方が大事になるような気がする。
言い方が悪いが、他人がウザクなるのだ。（同じって言いながら、人間好きのヤッコさんとは何か違うかも知れないが）

ヤッコさん、最近は原宿のKDDIデザインスタジオのオープンスペースで、
カルチャーの街・ 原宿の魅力を発信するトークショウ「Kスタトークショウ・表参道物語」に出演している。
一度参加してみて、原宿の魅力とは何かをもう一度考えてみようと思う。
オイラが生きてきたこの原宿と、これからの仕事のためにも。


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