Archive for March 2009

02 March

いのちの食べかた


最近、趣味がないねって嫁と話しあう。たしかにボードには行ってないし、美味いモンも食ってない。
あれほど美味いモンを食いまくっていた贅沢なボード旅行はいったいどこへ…。

なんて考えていたら、そんな考えをぶっ飛ばしてくれる映画がありました。
酒豪ライダーが以前コメントに書いてくれたお勧め映画で、「いのちの食べかた」といいます。
全編ナレーション無しの、延々食に関する映像のみの映画です。
ドキュメントとも言い難い、摩訶不思議な感覚になります。
ようは飽食にすがる現代の人々に、もう一度食のあり方を問う映画なのだ。がっ、
食料自給率を6割以上も外国に頼る日本に、意外にやそれほど問題意識がないのはなぜだろう。
中国の毒入り餃子や、BSEの可能性があるやもしれない米国の牛、等々…。
そんな食品を発覚しない限り食べ続ける日本人の食感覚がそうさせているのだろう。
いったい、そんな日本人がこの映画を語れるのだろうか?

ヨーロッパの食文化では、命あるものを食べなくてはならない宿命を宗教で説いてはいるのだが、
日本でも精進料理に見られるように、大昔より生きるものを「いただく」文化はあったはず。
いつからかこの日本では有り余る食材を捨ててまでも輸入し、国内自給率を39%まで落とし、
いずれくる将来の飢餓に立ち向かえなくなるまで、この食文化を推し進めるのか?

この映画を見て、こんな作り方をされた食材を「いただく」気にはなれない…と言うより、
こんな作り方をされた食材を有り余るぐらい輸入し、ムリクリ食わされている日本人のお馬鹿加減にゲンナリしたオイラです。

結局、美味いモンとは出所がハッキリとした食材で作る、オカンや嫁の手料理が一番ってことですな!


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