Archive for March 2008

08 March

希望ある業界に


仲良くしてるデザイナーのお父さんが、急に倒れたと連絡があった。
そんなわけで地方出身者な彼は、故郷と東京の往復生活を余儀なくされている。

ところが彼は自分の事務所を法人にしたばっかりで、社員も少なくその社員も経験不足なのだ。
そこで彼はオイラに、何かの時(特に入稿時)に助けてくれないかと連絡してきた訳だ。
オイラは「遠慮しないでなんでも言って」と返事をしたが、同時に身につまされる思いがした。
オイラも1年半前に親父を亡くしている。
その時はうちの社員が頑張ってくれたが、それでも追いつかず葬式の中仕事をしてたのを思い出す。
彼みたいな少人数でなおかつ新人じゃ、今ある仕事に支障をきたすことになる。
この業界はフリーの人達が多く、会社とはいえ2〜3人で経営してる場合がほとんど。
そんな状況で親が倒れたり、自分が倒れたりしたら仕事を無くすことになりかねない。
そうじゃなくても深夜作業・休日出勤が多い商売なのに、いざって時に守ってくれるものがないなんて。

たとえば支援金・融資の緩和のような、もう少し社会(国や政治)が、
この業界を保護してくれるような状況にならないものか。
これからの若いもんが、希望をもってこれるような業界になれるように。


05:15:42 | handclap | No comments |