Archive for 05 February 2007

05 February

ポビーとディンガン


いい映画を見ました。
ベン・ライス原作のベストセラー小説[ポビーとディンガン]の映画化。
お話はと言うと、オーストラリアの片田舎でオパール鉱石を掘り、
一獲千金を狙うお父さんを親に持つ家族のお話。
空想の友達をもつケリーアン(妹)が、彼女の妄想のせいで家族を境地に追いやるが、
アシュモル(兄)の献身的な行動で、町の人々が空想の友達を信じていくといったストーリー。

話は変わるが、オイラの周りにもケリーアンみたいな子がいる。
正直で、天然過ぎて、なぜかオイラは振り回されっ放し。
その子に悪気はないのだが、面倒が多い。でもなぜか嫌いになれない。

この映画、不思議にストーリーが淡々と過ぎていく。
見終わった後も、心の変化に気付かないほどなんだが、時間が経つにつれて考えさせられる映画だ。
それほどオイラには自然に感じられた。

実はオイラも時々街中で、見えるはずもない人を偶然見ることがある。
なぜかオイラには見えてるのだが、他人には見えないらしい。
オイラは他人に「変人だ」とか「アホか」とか言われてるのだろうか?
でもそんなオイラを女房は信じてくれている。

ケリーアンはオイラみたいに、友人が見えてるのだろうか?
まあ、見えてても見えてなくてもどうでもいい。
そんなことより妹の言葉を信じ、
病気の妹を元気にしたいという兄の想いが、この映画では大切なことなんだ。
人を信じる気持ちが、家族や町中の人々の気持ちを変えていく、このことが大切なんだ。
信じれば夢も空想も現実になる。そんな映画に巡り合えて幸せです。

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