Archive for September 2007

17 September

田舎からの贈り物


一人で田舎に残し、仕送りすら送らないオイラのオカンから段ボール一杯の贈り物が届いた。
もう学生でもないオイラに、オカンからのいつもの定期便である。

開けてみると、時期外れの枝豆が! 嬉しい、「だだちゃ豆」はとうに終わったはずなのに。
どうやら新潟で有名な[茶豆]の山形産らしい。



煮てみると、いい香りがプ〜ンと…。
味はだだちゃに比べればだいぶ落ちるが、それでも東京で売ってる枝豆に比べればやたら美味しい。

続いての贈りもんは[ハタハタ]です。



もちろん生です。この時期のハタハタにしては身も太って大きい。さすがにブリコ(卵)は小さいが、味は最高です。
きっと、秋田に向かっていた先陣を途中の山形で上げてしまったもんに違いない。
秋田の方々には申し訳ないが、この味をいただけるのなら悪人にもなろう。
以前紹介したハタハタの料理法は「焼」と「田楽」だったが、今回は「湯どうし」である。
地元ではポピュラーな料理法で、さっと湯どうししたハタハタに大根おろしでいただくシンプルなもの。
このシンプルさがハタハタの美味みを存分に味わえる、最高の料理法なのだ。

最後に紹介する贈りもんは、[タコ]です。



オイラの田舎ではタコもよく捕れます。水ダコなんで味はそんなに濃くないけど、あっさりした味と食感はたまりません。
今回は嫁が[豚とタコの炒め物]、略して「ブタコ」(オイラが銘々)を作ってくれました。
意外に豚とタコの愛称は抜群なのです。一度お試しを。

いつもいつも、ありがとうオカン。学生時代を思い出させるサプライズです。

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04 September

夏はやっぱ貝でしょ


先々週、故郷に帰ってまいりました。夏休みです。
ホントは親父の一周忌の為ですが、オイラの心の洗濯も兼ねてです。
会社の子と新発田の友人も同行ですが、この二人根っからのアワビ好き。
そんなことまで知ってるオカンが、二人のために豪勢な貝尽し料理を用意して待っててくれました。
オイラの田舎は海が近く(散々言ってるが)特に岩場が多い土地柄。いろんな貝が捕れるのです。
今日はそんな日本海特産の貝図鑑としゃれてみましょう。

まずは、二人の好物[アワビの刺身]です。



オカンが用意と言いながら、実は隣のお兄ちゃんが捕ってきてくれたもの。もちろん漁業権は取得済みです。
ちょっと小さめでしたが、それでも15cmはあります。そいつを惜しげもなく薄切りにし盛りつけました。
オカンは食器収集の趣味もあり、器はアワビの形です。潮の香りと、コリコリの食感がたまりません。
オイラは酒蒸しが好みなのですが、二人のために刺身でいただきます。

続いては、[岩ガキ]。こちらも隣のお兄ちゃんの戦利品。



写真ではこんな量ですが、他に数倍の量が食卓にのります。やっぱ美味い!
大きなプリプリの身が、たっぷりの酢と合間って美味しいです。

そして[サザエの壺焼き]。「こちらも隣」って全部かよ!



サザエは比較的簡単に捕れるので、数も半端じゃありません。一人で8〜10個は食べました。
オカンは食べやすくと、予め身を外し煮付けます。その時に出た内臓(肝)も別容器で出してくれます。
まあ、苦手な人もいるからでしょう。(気が利くでオカン)
オイラは肝が大好きです。ちょっと感じる苦味がたまらないのにね。

最後はお初の登場[イガイのみそ汁]ですが、イガイとは外国で言うところの「ムール貝」の日本版。



巷のムール貝より倍以上大きいサイズのイガイを、そのままみそ汁にした絶品です。
味付けは味噌のみで、貝から充分いいダシが出ます。
こちらも海のいい香りが漂い、身も甘くプルプルの美味しい貝なのです。

ちなみにこの貝「にたり貝」とも言います。なぜなら女性の「ピー!」に似てるかららしいのですが…。
これ以上言うとブログから退会させられそうなので、これぐらいで。(笑)

またまた今年の夏もオカンありがとう! 二人も大喜びでしたよ。

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02 September

こんな田舎にも美味が! part2


昨日に続いて紹介する、田舎の美味い店は「鮨処・朝日屋」さんです。



何度も紹介しているように、オイラの町は漁師町。当然お寿司も美味しいのです。
この店は、12年前にオイラの義理の兄貴が改装した、落ち着いた雰囲気のお店です。
店の作りもさることながら、創作風でいて基本に忠実な安心していただける寿司が売りなのです。
まずは、田舎でも高級魚の「のどぐろの刺身」をいただきます。



東京じゃ超高級魚で、数万円する店もあると聞きます。
とにかく美味い!白身なのにとろとろの食感が最高です。

続いては、握りを注文。オイラは「白身尽し」、女房が「地物尽し」を頼みます。



写真は地物尽しで、イカ・コチ・カレイ・真鯛・鯵・ズワイ蟹・甘エビ、そして大道のアワビがオンパレードです。
しかし美味い!オイラの田舎にこんなに旨い魚が一杯いるとは再認識させられ、まさに感動です。
オカンは「マグロ尽し」をいただいていましたが、日本海は赤身、特にマグロはなかなかお目にかかれません。
けどこの店のマグロは美味しい。仕入れが行き届いているんだろうな。



こんなに美味い寿司には美味い酒が欲しくなる。そこで見つけた酒が「純米 熟成酒・やまと桜」。



樽で熟成させた純米酒なのです。すっきりしていてコクがある美味しい酒です。

実は親父の一周忌をこの店で直会(宴会)するんで、打合せがてらに寄らせていただきました。
こんなちっぽけな田舎に素晴らしい寿司を食わす、こんなお店があったなんて、
「田舎も捨てたもんじゃないね〜」って思う一時でした。
値段もチョ〜お得です。是非一度どうぞ!

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01 September

こんな田舎にも美味が! part1


駅は無人駅、コンビニは1ヶ所。当然本屋なんてないオイラの田舎にも、美味しい店はあるのです。
まずの紹介は手打ち蕎麦。「大清水」という町じゃかなり有名な蕎麦屋です。
山から溢れ出る清水を使い、もちろん手打ちの美味しい蕎麦です。
夏にかかわらず、帰省時には必ず立ち寄るお店なのです。
なんてったって打ち立ての蕎麦が一番。
この店の定番は「そね」という、新潟で有名な「へぎ蕎麦」と同じようなもの。
ようは3人前の蕎麦をそねという、大きなざるでいただく蕎麦なのです。



この店、天麩羅も最高に美味い。プリプリの海老や地物の野菜がてんこ盛りで出てきます。
お土産用の「干しそば」もいただき、嬉しい夏休みでした。



一度、オイラの田舎に立ち寄ることがあれば(まあ、無いよな〜)是非食べていただきたい山形の味です。

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