Archive for December 2006

10 December

かもめ食堂


最近の自分がおかしい。苛々が止まらない。
つい女房にあたったり、何でも投げ捨てたくなる。
今日も仕事で苛々。やっと仕事から解放され帰宅する。

そんな時に社員がお歳暮をもって来宅し、3人で映画鑑賞としゃれこむ。
今日見た映画は[かもめ食堂]。いい映画です。
心の引っ掛かりが、綺麗に洗い流された感じです。
役者がいいと映画は大化けするね。
ストーリー自体もいいんだけど、たいして語らない登場人物の一人一人の背景・人生が、
役者によってうまく表現されてて、見終わるまで全然飽きさせない映画でした。
特に好きなシーンは”もたいまさこ”扮する<まさこ>が言うセリフ、
「フィンランド人はなぜゆったりしてるのか?」
その答えをフィンランド人の青年が答える。
「森」、「森があるから」
まさこは思い立ったように、森に行き茸がりをする。

そう、森はいい。木々はいい。人間を浄化してくれる。
カテゴリ「仕事とアップル」でも書いたが、
木々はいい。だから自分は若林に住み、原宿で仕事してるんだろう。
街が嫌いだ。都会が嫌いだ。でも街にも都会にも木々はあるんだよな。

この映画を見て、もっとゆったり生き、心休まる緑を探そうと考えさせられました。

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02 December

武士の一分


あんま趣味と言えるのか分からん程度の趣味、映画。
女房は大の映画ファンなので、かなりの数の映画を見てるのだが、
なかなか映画館まで足を運ぶのは困難。
家でカウチポテト(死語)してます。
TSUTAYA通いの週末です。

昨日から公開の[武士の一分]。興味ある映画です。
藤沢周平の原作で、舞台は山形県庄内。つまり自分の故郷です。
周平も鶴岡の出身で、もともとは学校の先生だったらしい。

くしくも昨日は亡くなった親父の誕生日。
先生だった親父の誕生日に、先生だった周平の作品が映画で公開とは、
なにか因果めいてるのか?(そんなこた〜ないね)

カテゴリ初回なのに、今日は映画の内容の話ではなく、
NHK「ニュースウォッチ9」で特集されてた、山形県庄内地方での事。
自分も初めて知ったのだが、
庄内では山田洋次監督・藤沢周平原作の映画3部作をきっかけに、
庄内を日本のハリウッドにしようという取り組みをしてるそうな。
まあ、たしかに西海岸だけど… いきなりハリウッドかよ!
キャスターの話では「庄内映画村株式会社」なるものを立ち上げ、
映画の撮影場所を提供しているらしい。

自分の故郷が、過疎化し活気が無くなるのを、
遠い東京で見てられなかった自分としては、とても嬉しいニュース。
是非頑張って欲しいと願います。

でも「おしん」がキャラクターのアミューズメントパークは造らんで欲しい。

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