07 December

レイルウエイ〜運命の旅路〜


久々を通り越したアップで書き方を思い出すのに精一杯。

今日、紹介する映画は「レイルウエイ〜運命の旅路〜」。
第二次世界大戦時、日本軍の捕虜となった男の姿を描く人間ドラマである。
戦争を知らないオイラは、戦時下に同胞が行った間違いをできるなら否定したいが、残念ながらこの映画で語られる内容は事実。
常軌を逸した状況で起こった事は仕方のないことかもしれないが、戦争の悲惨さがとても残念だし、また繰り返してはいけない事。
そんな思いが湧き出る映画でした。
是非若い人にも「見て」いただき「考えて」いただきたい…そんな映画です。

この時代に生まれて、人を憎むことがない人生に心から感謝したいです。


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01 February

アンコール!!


久しぶりにいい映画の紹介です。

この不況で仕事もうまくいかず、そろそろ田舎に帰ろうかと考えるオイラだが、どうしても踏切りがつかない。
そりゃ〜35年も東京暮らししてると向こうの生活は不安ばかりが先にたつ。
けどよく考えてみたらこの不安感は、暮らしの不安より逝き方の不安だと気がついた。
オイラには子供もいなく、たった一人の姉も鎌倉暮らしで、全てにおいて嫁に頼らざるを得ないのだ。
もし嫁に先立たれたら…

今回紹介する[アンコール!!]はそんなオイラの将来を暗示するような…いや否定するような映画です。
いい老後なんて期待できないこんな世の中にあって、せめて細々とでもいいから楽しく暮らしていけるのだろうか?

それも含めやっぱり田舎に帰ろう!!
映画の中に出てくるような暖かい仲間がきっと待ってるはずだからね。
でもオイラの田舎じゃ歌は合唱ってわけにはいかず、酔っぱらってカラオケってところだろうな〜


17:22:27 | handclap | 2 comments |

26 May

舟を編む


TVでいいような、どうでもいい邦画が多い中、「舟を編む」はとても良い映画。
くだらない映画を100本作るぐらいなら、
こんな映画を1本でいいから作って欲しいと懇願したくなる良い映画なのです。
もう皆様は見られた事でしょうが、
映画好きな嫁をもちながらも見る暇がなく、1年以上もほっといたオイラはやっとこさ見ることが出来ました。

この映画、時代背景があっての事でしょうが、きっちり仕事をすることの大事さを教えてくれます。
良い辞書を作るには、紙にもこだわり、何度も校正(映画では五校)をし、間違いを見つけると一から見直す…
まさにオイラの仕事、グラフィックの仕事も同じことが言えます。
いいものを作るためには、遅れず、妥協をせず、真剣に取り組み、何度も見直す作業が必要なのです。
…とは言えそんなやり方は1995年辺りのお話で、現状の仕事といえばPCにべったりで簡単に作業をこなし、
遅れはしないが、プリントアウトもせず画面上で校正するテイタラク(我社ではいいとこ二校)。

この映画は、本来あるべき仕事の取り組み方を思い出させていただいた、ありがたい映画です。
これからも妥協のない、自信に満ちた作品を作り続けよう!


05:27:51 | handclap | No comments |

21 March

ペーパーバード


久々の映画紹介ですが、とてもいい映画なのでお勧めします。
スペイン戦時下の辛い思いを持つもの達が喜劇団に集まり、家族のように過ごし生きる人達の、心温まる映画[ペーパーバード 〜幸せは翼にのって〜]です。
昨年の東日本大震災以降、被災地の人々の辛さを考えると悲しい気持ちになりますが、TVに映る被災者の顔は、意外にも笑顔や笑いが絶えないような気がします。
滅入っていても仕方がないからなのか、辛さを紛らすためなのか…

悲しい事があっても、悲しい思い出があっても、
生きてさえいれば、幸せに暮らす事は出来るんだって思える映画です。
是非ご覧あれ。


19:00:27 | handclap | No comments |

24 January

ラースとその彼女


エライ不況の中で、なかなか更新できなかったカウチな映画紹介。(まあ、紹介したいほどの映画に出会えなかったのが理由だが)
そんな久々に出会えたよい映画、今日は「ラースとその彼女」を紹介します。
主人公ラースは、根っからの人嫌い。そんなラースに彼女ができます。
でもその彼女、実はリアルドール(日本名:ダッ○ワイ○、南極2号)なのです。
驚く兄貴とその嫁。「弟は狂ってしまった!」っと嘆くが、嫁の献身的な保護によってリアルドールと一緒に住む羽目になる家族だが…。
この映画の良さは、なんとも言えぬほのぼのとした温ったかい空気感なのであります。
一見、嫌悪感が湧きそうなお話なのにもかかわらず、見終わった後の幸福感は異感覚ムービーです。
子供みたいな純粋な気持ちと、変人、狂った人には差がないような。
そんな人を偏見の眼差しで見る人ほど変人なのでは?と、思わせるような映画です。
いつもオイラが使う表現ですが、好きな映画は悪い人が一人も出てこない映画。
この映画も悪い人が一人も出てきません。物語に出てるこの街の人々に、一人として悪い人はいないのです。

この国(日本)は政治の悪と、それに群がるハイエナ如きマスコミで構成された、子供に夢も希望も与えられない国家です。
ラースのような引きこもりでも、愛を持ち続ける事ができれば、回りの人々は幸せになれるのです。


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